大河製作記

肩と並び、一番の難所だったりします。
素体製作中に既に分割箇所は決めていたので
そこからやっつけるとします

基本は球体関節って言うくらいだから球が基本に
なります。最終的には受け部分は球になってない
事が多いですが、やはり最初は球から始めないと
ドンドン違う方向に行っちゃいますね

股関節にロックを入れて無いので、まともに
ポ−ズ取れないですが立たせてみました

前作は肩部分にもロックを入れたのですが
今回は無くても行けそうな感じ。
細かい部分の修正個所はテンコ盛りですが
ここまで組まないと出て来ない不具合もあるので
ようやくこれから本番と言った感じです

とは言え、ここまで進んでいるので気持ち的には
かなり楽。 

8、全体組み付け

どうでも良い事なんですが、こんな風に中に粘土を詰めて
おいてからエポパテを被せて行く感じで造って行きます
後で削るの大変なんですもの。

ちなみにここまででエポパテは20個以上使ってます
使い過ぎのようですが、削り派はこんなものかも?

4、組み付け

穴も無事に貫通し、繋ぎ合わせたのが左の写真
こんなになるなら、そんなに造り込まなくても
と思う時もありますが、同じ直すにしても
そこからまた新しい造形が加える事が出来るので
素体の状態はやはり大事っすね

と今回はここまでっす

VOL2 関節編 012/03/10

次回はまたちょっと時間が開きますが
素体完成まで製作記続けたいと思います

1、股関節

アスカの時と同じように、この部分を今回分割に
してます。 穴自体が細いので一体はちょっとキツイ
変な分割線が出来ちゃいますが勘弁して下さい

今回の足のサイズはA素体の物より若干小さいです
「同じにすればイイじゃん」と思うでしょうが
..........俺も思います。ハイ。
何つ−か素体の段階でA素体の足じゃデカくてねぇ
イメ−ジが掴み辛かったんですわ。
まぁ履く靴は同じサイズのもの何ですが。

7、肩分割

流石にグニャグニャなのは良くないと思い
今回も胴体にロック機構入れてみました
接触面にシリコンシ−ト入れたりでグニャグニャは
解消出来るのですが、個人的にカッチリ感が好き
なので可動範囲は少なくなるのですが
ロック方式を取ってます

6、足

ゴムを通した状態で膝部分の合わせしてます
穴の位置だったりで微妙に関節に加わる力が
変ってきたりします。 
真っ直ぐにゴムを通せれば立ちが良くなり
少しズラしてやると曲げが良くなる。
穴位置だけでもいろいろ難しいです

今回はゴムも細く脚も細いので立ち優先で
穴あけしてます

5、ロック機構

これまた一気に進んでます。
胴体部分を組み付けて合わせ塩梅を確かめてます
まだ胴体にロックは入れてないのでグニャグニャ
です。 この先がちょっと不安になる位、頭がデカい
脚が細くて長い×頭デカイ=倒れる

華やかな造り込みのある造形と違い、とっても地味な作業です
ただ、ここからフィギュアとの分岐点だったりします。
球体関節の製作は勿論、その関節周りや何処で分割するか?どんな関節にするか
はたまた造形を取るか可動を取るかなど、ここから製作者の個性だったり
考え方だったりでその人形の性質が変わってきますね−。
アスカの時、球体関節の製作本を読みながら始めた製作も自分なりの形になりつつあります


マジで地味〜な作業なので地味〜に見て下さい

何だかいろいろ一気に進んじゃってます。
今回の大河も3分割タイプにしました。
2分割でも十分だと思うのですが
一度3分割にしちゃうと、ポ−ズとらせる時の幅が
増えるので.....つい、切っちゃいました。

3、胴体

結局ドリルでは通らなくて途中でカットして
リュ−タ−で削ると言うカッコ悪いオチが待ってます

これだけ見てるとゴミですな。 床に落ちたら
マジでゴミです

レジン成型時にゴムの通り道であるパイプを
仕込むので穴を貫通させた状態を造ります
これが結構嫌い。

まずはカットラインを決めてカットします
この膝のカットラインもメ−カ−さんだったり
個人の人形師さんで、さまざまな解釈がありますね
ダブル関節も考えたのですが
今回も普通にシングルで行こうと思います

自分のカットラインは真ん中スパンッの一番
オ−ソドックスなタイプです
人形作家さんはこの割が多いみたいですね

昔取ったナントカって奴で金型職人片桐は
電ドル扱い上手いっすよー。

しかし!大概、中に忘れ物的な素体を造る時に
入れておいた真鍮棒だの針金だのがドリルの
行く手を阻みます

球体で身体側に凹を造り、凹んだ所に
脚側にエポパテを盛り付け凸を造ったのが
左の写真。
ちょっと造り込んじゃったので既に股関節凹凸が
出来上がっちゃってます。

これはあくまでも第一歩な状態でここから更に
苦行が続きます

2、膝、足首

オレンジの作業着を着たカメラマンが写ってます

このスぺースに入る丁度良い大きさの球を選び
半円分だけ埋め込んで行きます

サイズが豊富なスチ−ルボ−ルを使ってます
かなり便利です.....と言ってもこんな風に
他の人が造っているのかは不明